2025/12/14 09:41
料理人の夢は「自分のお店を持つこと」という夢を持つ料理人が多いのですが、
僕は違いました。
20歳で料理の世界に飛び込み、
夢は「よっしゃ!自分の店を持つぜ!」
じゃなかったんです。
この時から、「食品工場を作る!」
なぜか。
料理人は自分のお店を持つことが多い。なら自分はちょっと人と違うことをやってみようと思いました。
昔からです。人と同じことをしたくない性格で笑
料理人でも「いろんな仕事ができるんだよ!」ということを証明したくて食品工場を作る目標を立てました。
でも、なんでサラダチキンだったのか?
「美味しいサラダチキンを食べてほしい」
コンビニのサラダチキンに喧嘩を売ってるみたいでごめんなさい。
正直そうなんです。
フランス料理一筋で美味しいを追求してきました。
美味しくないものを食べると、なんでこれでいいと思って売ってるのかと思います。
ただ、それは若い時のとんがっていた時の自分の考えでした。
今は、「タンパク質を摂取したい人に向けて売ってるから、あれでいいんだ」と納得しています。
それが商売です。
ならば、タンパク質が取れて、美味しく食べられるものを作りたい!って思ったんです。
だからこそ、料理人がサラダチキンを作る意味があると思いました。
初めて作った時は、パーソナルトレーナーの人に食べてもらったんです。
感想は、
「これだったらコンビニのほうが美味しいですよ」
最初のシェフのチキンは、パサパサしていて、噛んでも飲み込めないサラダチキンだったんです。
鶏むねなんだから、これが限界だってって思ってました。
でも、これを買ってもらえるのかって思うと、
「パサパサだったら買わないよね」と思い、試行錯誤の毎日でした。
どうやったらパサパサしないかを
知り合いのシェフに手当たり次第、連絡して聞きました。
シェフのチキンの特徴は「オーブン調理」そして、「鶏むねと鶏ももの2層」
ここをひねる必要があると。
まずはオーブン。
何℃でやれば硬くならないのか。
そこでたどり着いたのが、「オーブンで焼く」

